中国語Webサイトの閲覧と検索

中国語Webサイトを利用するために必要なもの

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中国語Webサイトの閲覧には、日本語以外の多言語に対応するWWWブラウザの他、中国語用のフォントが必要となります。

フォントは、簡体字中国語(GBコード)用と、繁体字中国語(BIG5コード)用の二種類必要になります。

また、入力についても、中国語に対応したIMEを利用する必要があります。

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中国語Webサイト閲覧に必要なもの

日本語環境をベースとして中国語のWebサイトを利用(単純な閲覧やキーワードを入力しての検索など)するためには、いくつかのハードルをクリアする必要があります。

ここでの[中国語]とは、GBやBIG5といった中国語ネイティブの文字コード環境や、Unicodeに収録された中国語相当部分を含む表現になります。

実際には、今日のオペレーティングシステムの殆どが、Unicode環境下で文字を管理している関係上、実際に中国語ネイティブの文字環境と言っても、Unicodeというフィルタを通しての利用になっている場合が多いです。

中国語に対応したWebブラウザ

最近のパソコン用のWebブラウザの殆どが、英語や日本語以外の多言語に対応しています。この場合の[対応]とは、閲覧やフォームボックスにキーワードを入力して検索可能か、といった部分まで含みます。

そのため、最近のオペレーティングシステムとWebブラウザを利用している限り、特に利用については問題ないはずです。

但し、携帯電話機のWebブラウザや、昔のオペレーティングシステムとWebブラウザをの組み合わせの場合、他言語に対応していないものもありますので、注意してください。

また、問題ないとはいっても、それはあくまでCJK統合漢字に収録されている中国語相当(GB2312やCNSの第一・第二面)部分の表示に関してだけです。Internet Explorer6やOperaの古いバージョンでは、拡張A領域・同B領域に対応していません。Mozilla FireFoxやsafariを利用しましょう。

それ以外にも、htmlのテキスト部分の閲覧には問題なくても、JavaScriptやAdobe Flashなどのhtmlのテキスト以外の部分を多言語対応を念頭にWebサイト作成者が構築してない場合、その部分だけ表示が上手くいかない場合があります。

加えて、簡体字中国語サイトを中心に、Internet Explorerでの利用しか想定していないWebサイトがいくつもあります。その場合はInternet Explorerで閲覧するほかありません(繁体字中国語ですが、中央研究院の漢籍電子文献のバージョン1,2が、FireFoxでの閲覧が上手くできません。そのため、Internet Explorerやsafariでの閲覧をすることになります)。

中国語に対応したフォント

Webサイトの閲覧には、単にWebブラウザが対応しているだけでは不十分です。

当該言語(ここでは中国語)に対応しているフォントをまずは用意する必要があります。

Windows XpやVISTAの場合、標準で簡体字・繁体字中国語に対応したフォントがインストールされています。

目的のフォントを入手したら、Webブラウザの設定画面で簡体字中国語・繁体字中国語毎に、フォントの設定をしておきましょう。

Windows Xpにインストールされている中国語フォント

Windows VISTAにインストールされている中国語フォント
繁体字・簡体字別フォント名(漢字名)CJK統合漢字拡張A領域対応拡張B領域対応
簡体字SimSun / NSimSun(宋体 / 新宋体)×
SimSun-ExtB××
SimHei(黑体=ゴシック体)×
Microsoft YaHei(微软雅黑=丸ゴシック体)×
KaiTi(楷体)×
FangSong(仿宋)×
簡体字MingLiU / PMingLiU(細明體 / 新細明體)×
MingLiU_HKSCS(細明體_HKSCS(香港政庁外字))×
MingLiU-ExtB(細明體-ExtB)××
DFKai-SB(標楷體)××
Microsoft JhengHei(微軟正黑體)×

その他、中国語やCJK漢字に対応したフォント

UnicodeのCJK統合漢字拡張A及びB領域に対応したフォントとしては、フリーで公開されているHAN NOMフォントがしられています。

但し、Windowsでこれらのフォントを利用したい場合、Windows自体のフォントファイル管理の関係上、一つのフォントファイルには65536字しか収録できないので、HAN NOM A.ttfとHAN NOM B.ttfの二つのフォントファイルに分かれた形で公開されています。

これを一体化して使用するには、WindowsのFontLink機能を使用する必要があります。実際にはレジストリファイルをいじって設定することになります。

また、フォントベンダーとして著名なDynaComwareからは、中国語に対応したフォントが販売されています。

その他、中国語に対応したフォントは、フリーのものがいくつか公開されているようです。以下のリンクを参考にしてください。

中国語に対応したIME

閲覧環境が整ったら、中国語の入力に対応したIMEを用意しましょう。

これについても、WindowsやMacOS Xであれば、最初から各言語に対応したIMEがインストールされているかと思います。

ただし、これでは使いにくい! となった場合は、Chinese WriterやcWnnなどの市販の中国語用IMEを利用することになります。確かに市販の中国語IMEは、日本語での入力が可能(日本語の訳語を入力して変換すると、中国語として出力される)であったり、辞書などの周辺ツール類が充実していますので、それを狙って購入するのもよいでしょう。

「入力できればいい!」のであれば、オペレーティングシステム初期導入済み(あるいは、別途インストールする必要有)の中国語用IMEを利用すればよいでしょう。この辺りは好みで決めればよいかとおもいます。


最終更新日: 2008年06月16日

睡人亭謹製