睡人亭トップ→授業用→MS-IMEを使いこなす→IMEパッドの文字一覧を利用して入力する:Unicode編
文字一覧の表示法
IMEツールバーの[IMEパッド]を左クリックしてリストを表示し、そこから[文字一覧]にマウスカーソルを合わせて左クリックします。
Standardインプットモード
Naturalインプットモード
下のようなウィンドウ画面が表示されます。
もし、ウィンドウ左上のがになっていた場合は、モードが
になっています。の部分を左クリックして、表示を([Unicode文字一覧]モード)に切り替えてください。
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画面の説明
文字一覧のUnicodeモードの画面の説明です。
Unicode2.1の各文字種の選択をします。「▼」の部分を左クリックしてリストを表示します。
「▼」の部分を左クリックしてリストを表示し、目的の文字種を選択します。
フォント(文字のデザイン)の選択をします。
「▼」の部分を左クリックしてリストを表示し、目的のフォントを選択します。
その項目に含まれる文字の一覧です。
右側のスクロールバーで画面に表示しきれない部分を移動して表示できます。
Unicodeでの入力の場合は、フォントによりその部分の文字デザインを実装していない場合が殆どなので、文字種に応じてフォントを切り替える必要があります。
大学の共用パソコンでUnicode2.1の文字を全て表示できるのは「Arial Unicode MS」のみです。
その他のフォントでは、Unicodeのコードポイントに無い文字は空白もしくは中黒で表示されます。
[CJK統合漢字]での文字一覧
Arial Unicode MSで表示
MS明朝で表示
キーボードに割り当てられている機能と同じ動作をします。
例えば、を左クリックすると、キーボードの[Enter]キーと同等の働きをします。
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文字一覧の使用方法
文字一覧の使用方法は以下の通りです。
試しに「♨」を入力してみましょう。
初めに、文字種の部分から「その他の記号」のリストに切り替えます。
「▼」を左クリックしてリストを表示し、「その他の記号」にマウスカーソルを当てて左クリックします。
Unicodeには多くの文字種の項目がありますが、「その他の記号」は、その中の真中から下のほうに位置しています。
次に、文字一覧の部分が「その他の記号」に切り替わります。
中黒の部分にもしかして「♨」が含まれているかもしれないので、フォントを「Arial Unicode MS」に変更しておきましょう。
フォント名横の「▼」を左クリックしてフォントのリストを表示し、「Arial Unicode MS」にマウスカーソルを当てて左クリックします。
「Arial Unicode MS」は、リストの初めのほうに位置しています。
中黒の部分には「♨」は含まれていませんでした。
次に画面右側のスクロールボックスを使って、「その他の記号」全体から「♨」を探しましょう。画面右側のスクロールボックスを使って♨」を表示しましょう。
「その他の記号」の一番最下行にありました。
該当する文字を見つけたら、文字にマウスカーソルを当てて左クリックすると、文書中に未確定状態で入力されます。
最後に[Enter]キーもしくはを 左クリックして確定します。
文字一覧を終了するには、ウィンドウ右上の[×]を左クリックしてください。
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覚えておくと便利なこと
入力する文字にマウスカーソルを当ててしばらくそのままにしておくと、小さなウィンドウが開いて、各文字コード体系における符号位置(コンピュータの内部でのデータとしての値)及び区点位置が表示されます。
「♨」はJIS関連(JIS シフトJIS 区点)の番号が [-]で表示されています。
これは、JISコード(JIS X 0208)には「♨」が含まれていないことを表しています。
Unicode2.1は、JIS X 0208(JISの第一・第二水準) JIS X 0221(補助漢字)を含みます。Unicode2.1の文字を全て利用したい場合には、アプリケーションが対応していることが必須条件です。WordやExcel、秀丸などは対応していますが、非対応のアプリケーションも数多くあることに注意してください。但し、その中のJIS X 0208相当部分については、少なくともJISに対応しているアプリケーションならば使用可能です。
「☁(MS明朝)」「☁(Arial Unicode MS)」も、実はコードポイント上は同じ文字です(2601)。「包摂」という基準で同一視されていますが、その基準がどうも納得できかねるんですが・・・
ゴシック体と明朝体の違いみたいなものなんでしょうかねえ???
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注意事項
Unicodeに含まれる文字列の多くは、JIS X 0218(JIS第一・第二水準) に含まれていませんので、日本語フォントの中には、対応するグリフ(字体)を用意していない場合があります。そのような場合には、フォントの選択肢が減ることになります。
また、JIS X 0208に含まれていない文字列を含んだ文書ををプリンタで印刷すると、その部分が文字化けしてしまうことがあります。文字化けした場合、「JIS X 0208 以外の文字列を正常に印刷する方法」を参考にしてください。
立命館の各教室用・若しくは印刷用パソコンのRICHO製レーザープリンタの場合、普通に印刷しても文字化け無く印刷されるはずです。
ここでは、MS-IMEのIMEパッドの「文字一覧」を呼び出して、その中から目的の文字を探し出す方法について説明します。
文字コードによって検索できる文字集合及び文字が異なりますが、ここではそれぞれ「JIS編」と「Unicode編(このページ)」とに分けて説明します。