睡人亭トップ→Google Earthで中国史→唐都市kmlデータ
プレイスマークの凡例
何れのデータも、kmlのプレイスマーク・ライン・ポリゴンを使って記述してあります。
また、デザインは各都市で共有したものを使用しています。
- 外壁
- 城の外縁部をラインで描画し、その内部を塗りつぶしています。
- 城坊
- 都市の各区画。煩雑さを避けるために、ラインやポリゴンで描画することはしないで、名称のみ記述してあります。
- 宮殿
- 宮殿所在地に相当する部分にプレイスマークを設定しました。
- 施設
- 府・縣の役所所在地に相当する部分にプレイスマークを設定しました。
- 城門
- 城門所在地相当部分にプレイスマークを設定しました。
プレイスマーク一覧
都市名 | 解説 | ファイル名 |
---|---|---|
長安 | 唐王朝の都として一般的に知られている都市です。現在の西安市中心部は、唐長安城の宮城区画跡に相当します。 | tang_zhangan.kml |
洛陽 | 唐王朝の東都。則天武后の周王朝の都。また、唐滅亡時にはこちらが皇帝所在地となっていました。現在の洛陽中心部の東。後漢・北魏の洛陽城は、唐洛陽城の更に東になります。二里頭遺跡・偃師商城はさらにその東になります。 | tang_luoyang.kml |
太原 | 唐王朝の創業の地です。唐一代の間、北方の要衝と創業の地の故に重きをなしました。現在の太原市中心部は、元以降に北方に移転したものになります。 | tang_taiyuan.kml |
使い方
- 上記kmlファイルをクリック。
- Google Earthが起動し、kmlファイルを展開します。
- ここでは、長安城(tang_zhangan.kml)を開いてみました。
- 高度が高い状態では、長安城の外縁と名称のみが表示されます。
- 高度を下げると、宮殿が表示されます。
- 更に高度を下げると、城坊・城門・各種施設が表示されます。
- 高度(実際には、画面表示ピクセル数で調整している)に応じて、プレイスマークの表示形態を変えているのは、城坊の数が多いため、高度が高い状態で全てのプレイスマークを一度に表示してしまうと可読性が悪くなるためです。
- 但し、各プレイスマークをクリックしても何も起こらないように設定してあります。
参考資料
本kmlデータは、以下の著作物を参考にして、プレイスマーク・ライン・ポリゴンを記述しました。
但し、何れも山田の責任において、適宜調整を施しています。そのため、参考資料との情報のずれが生じている可能性があります。その旨ご了承下さい。
- 『中国文物地図集』陝西巻・河南巻・山西巻
- 中華人民共和国国家文物局編。文物出版社。
- 『西安歴史地図集』
- 史念海主編。西安地図出版社。1996。
- 『山西省歴史地図集』
- 山西省歴史地図集編纂委員会。中国地図出版社。2000。
ここでは、唐王朝の都市について作成したkmlデータについて公開・解説しています。
このページに掲載するkmlデータの閲覧には、Google Earthが必要となります。必要に応じて(できれば最新版を)各自インストールしてください。