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◎午後の見学 まずは地下宮殿色々名残(というか後悔だな)を残しつつ、お昼御飯に向かう。アルマダホテルと言うところで食べる。いいのかこんな名前で。確かにトルコの艦隊も強かったが、「アルマダ」 というと、敵国スペインを思い出すよな。うん。お昼のお味は、まあこんなもん。すっかりトルコ料理にも慣れた。デザートの甘さにもすっかり? 慣れてしまった。紅茶など、程良く酸味が聞いた甘さがたまらない。ここのホテルのロビーは、トルコトルコ? していて、なかなか好い。お勧め。 お昼を食べてリフレッシュしたら、次は地下宮殿の探険? である。ここは宮殿とは言うものの、実はビザンティン時代の地下貯水池である。柱がよく残っているのと、地下貯水池なので天井もあり、宮殿ぽく見えるのでそう名付けられたみたいだ。まあ、長い間ほおっておかれたので、博物館にする際、泥水をかなり掻き出したらしいが。中はひんやりと涼しい。電気は薄暗く、水も結構溜まっているので、湿っぽいし滑りやすい。怪しくていい感じだ。トコトコ歩く。中に涙の柱がある。これは魔除けの目模様なのだが、これがトルコ中で売っている、ガラス細工の飾り物のデザインのモチーフらしい(写真参照)。さらに奥に進む。最深部にメデューサの頭が二つばかり柱の基礎として使われている。これが出来た当時、東ローマ(ビザンティン)帝国はすっかりキリスト教国だったので、異教徒の神であるメデューサの扱いは見るも無惨だ。逆さや、横倒しになり、コケが生えた姿も恨めしい。 外に出る。さすがにまぶしい。目の前を路面電車が走り去る。今回は車での移動だが、何時の日かまた来たときには、公共の交通機関も使ってみたいものだ。子供が絵葉書を売りに来る。「いらへん!」 と追い払おうとすると、「日本人、ケチ!」 と言い換えされる。「うるさい! ケチで結構!」 と言い返す。オルハンの言によれば、最近ああいった町中の売り子は、トルコ人よりも、アルメニアやグルジアなどからの出稼ぎ者の子弟が多いそうである。真実は定かでないけれども、トルコはインフレでも、よそには更に貧しい国があると言うことだ。がんばれ、シェワルナゼ(グルジア大統領)さん! |